利根川進 京都大学名誉博士が2026年7?11?に逝去されました。
ここに谨んでお知らせいたします。
湊長博 総長からの利根川進 京都大学名誉博士逝去に関してのコメント
本学理学部卒业生で京都大学名誉博士でもあり、日本人として初めてノーベル生理学?医学賞を受賞された利根川進先生の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
利根川先生は、1963(昭和38)年京都大学理学部を卒业后、分子生物学を本格的に究めるため渡米し、1968(昭和43)年にカリフォルニア大学サンディエゴ校で博士の学位を授与されました。続いてスイスのバーゼル免疫学研究所や、米国のマサチューセッツ工科大学(惭滨罢)で免疫メカニズムの解明に打ち込み、抗体遗伝子の再构成という画期的な発见を遂げ、1984(昭和59)年に文化勲章の、さらに1987(昭和62)年にはノーベル赏の栄誉に辉かれました。
その后も日米を股にかけ、研究分野を新たに脳科学へと展开され、记忆の仕组みとしてエングラム(记忆痕跡)の実体を解明されるなど、多くのブレイクスルーをもたらされました。利根川先生の変わらぬ情热は、常に自らの兴味と関心の赴くままに未开の研究分野に挑戦することであり、生涯第一线の科学者であり続けられた姿は、次世代を担う研究者に多大な影响を与えてこられました。
かつて私も若い研究者として、利根川先生と何度も研究の议论を交わす机会をいただきましたが、いつもその强烈な热量に圧倒されたことを、今でもよく覚えています。さらに最近では、本学ゆかりのノーベル赏受赏者の方々による京都大学创立125周年记念シンポジウムにおいて、ボストンから心温まるビデオメッセージをいただきました。
私たちは、利根川先生の志を受け継ぎ、未知の领域にも果敢に挑戦できる自由で独创的な情热を保持しながら、一层研究に迈进していく所存です。京都大学の教职员を代表して心からご冥福をお祈りいたします。
2026年7月16日
京都大学総长
湊 長博